30.僕のモウフ…あった~♪
タマの世界征服
 
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  30.僕のモウフ…あった~♪
 

タマは、ガレッジセールでタエちゃんを見かけ、自分のモウフが売られてしまうと思い込み激怒していた。

「タマちゃん、聞いて!この前遊びに行ったときに干してあったフカフカの毛布は茶色だったと思うのよ。タエちゃんが持っているモウフはピンクだわ。」

「そうなのか??」

「だからタマちゃん落ち着いてね。」

タマは考えた。そして言った。

「僕はよくわからない。家に帰って確かめてくる。」

そう言うと急いで家へ走って行った。

「間違いないと思うんだけど~。」

「シロちゃん、タマはどうしたの?」

シロちゃんは説明した。

「タマの人間不信にも困ったものだね。悪い人間ばかりでない事をわかって欲しいよ。」

「タエちゃんっていい人なのにね。」

シロちゃんは言った。

「タマにいい人間が沢山いることを教えてあげようよ。」

レオンが言った。シロちゃんは、タマがすぐに人を信用するかはわからないと思っていた。
その頃タマは、家へ帰り着いて、急いでいつも置いてあるモウフの場所へ向かった。

「にゃ、にゃい…」

タマは慌てて探した。リビングにも和室にも無い。そしていつもの縁側に…。

「あった!」

タマはホッとした。タエちゃんは僕のモウフを売りに持って行ったのではないと。安心したタマは早速モウフに転がった。

「良かったにゃ~♪」


                        
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